最近の詐欺メール、妙な方向に進化していて感心してしまう話 | 社長を装うメールにご注意
もくじ
はじめに
ここ数ヶ月、当社宛に届く詐欺メールがどんどん進化しています。
もちろん被害を防ぐためには警戒が必要です。
しかし正直なところ、
「そこまでやるのか……」
と、妙な方向に感心してしまうこともあります。
今回は、実際に当社へ届いている詐欺メールの特徴と、皆さまへの注意喚起を兼ねてご紹介します。
社長からの指示を装ったメール
最近よく届くのが、
- 「社長からの連絡です」
- 「至急対応してください」
- 「新しいLINEグループへ参加してください」
といった内容のメールです。
一見すると社内連絡のように見えますが、当然ながら当社から送信されたものではありません。
しかも差出人名には社長の名前が表示されていたりして、一瞬だけ「ん?」と思わせる作りになっています。
詐欺メールも少しずつ成長している
実は最初から今のように巧妙だったわけではありません。
数ヶ月前に届き始めた頃は、
「現在、ご在社でしょうか」
という短いメールが中心でした。
差出人も社長ではなく、
「中山さん」や「上田さん」など、
誰だろう……?と思うような個人名を名乗るものが多く見られました。

当初はどこか不自然さもあり、
「これは怪しいな」とわかりやすかったのですが、
時間が経つにつれて、
- 差出人が社員名から社長名義へ変化
- 会社名表記が正式名称に近づく
- 文面が自然になる
など、少しずつ改善されているのです。

もちろん社長のアドレスではなく、、

最近では、
メールタイトルの一部が赤色になっていたり、
下線が引かれていたり、
重要そうな部分だけ強調表示されていたり、かなり凝っています。

もちろん褒めているわけではありません。
ただ、その分析力と改善力を正しい方向で使えば、かなり優秀なチームになるのではないかと思わなくもありません。
当社からのお願い
最近の詐欺メールは、できるだけ怪しく見えないよう工夫されています。
社長からの連絡を装ったり、急ぎの対応を求めたり、LINEやチャットへの参加を促したりと、忙しい業務の合間につい反応してしまいそうな内容が増えています。
そのため、以下のようなメールを受信した場合は、一度立ち止まって確認することをおすすめします。
- 社長や役員を名乗っている
- LINEやチャットへの参加を求めている
- 急いで対応するよう求めている
- 不審なURLが記載されている
少しでも違和感があれば、リンクを開く前に社内で確認してください。
当社では、お取引のないお客様へ突然メールでご連絡することはありません。
また、メールを通じてLINEグループへの参加をお願いすることもありません。
「なんとなく大丈夫そう」
ではなく、
「本当に正しい連絡だろうか」
と一度確認する習慣が、被害を防ぐ大切なポイントになると思います。
おわりに
詐欺メールは年々巧妙化しています。
「本当に正しい連絡なのか」
を確認する習慣が、最大の防御になると思います。
そして詐欺メールを作る皆さまには、
ここまでの分析力と改善力を、ぜひ別の方向で発揮していただければと思います。
できれば人を助ける方向で。
きっとそのほうが、もっと感謝されると思うのです。